生地名　「新小石丸」

皇后御養蚕所で今も飼育されている
「小石丸」をさらに改良した高品質の繭で
高級呉服用として使われています。

「小石丸」は光沢・肌触りがよく歴史的に人気を
博した日本古来の繭です。
その飼育は大変手間のかかる作業で、
一粒の繭から吐出される繭糸量は、
他品質種の三割程度しかとれません。
この希少で美しい輝きを持つ「新小石丸」も、
高度な技術と手間を要した貴重繭で、
繭糸は節に少なく、２デニール（髪の毛の１/20)と
大変細かくしなやかな生糸です。
この繊細な生糸を匠の技で丹念に織り上げた
最高の逸品です。